- ルンバi3+とルンバi7+ではどちらがきれいに掃除してくれるのだろう?
- マンションなんだけど音が小さいのはどっちかしりたいなぁ。
- 買って後悔しないのはどっちか教えてほしいな。
このような方向けにルンバi3+とルンバi7+の比較記事を書きました。
画像引用:iRobot USA HP
初めに答えを言ってしまいますが、優秀なのはルンバi7+ですが手に入れたいのはルンバi3+という方が多くなるでしょう。
なぜそういえるの?
ルンバi7+が優秀だと言える根拠は?
それでもルンバi3+を選んでしまうという基準は何?
そもそも本当にルンバi3+は使えるの?
こういった疑問にうそいつわりなく執筆します。
自己紹介
本記事はルンバ2台、ネイトロボティックスのボットバック1台、ブラーバジェット1台、ダイソンV6を1台を毎日使用している僕が使用者の目線で記事を書きました。
公式サイトには記載されてない内容もあるので楽しんでいってくださいね。
記事のもくじ
ルンバi3+とルンバi7+を比較
まずこの2台を比較する上で大事なポイントがあります。
以下の3点です。
ポイント
- 手を出せる価格なのか?
- 清掃力(スペックは?)
- 吸引音や壁に衝突する清掃音が静かなのは?
手を出せる価格なのか?
そもそもどんなに素晴らしいお掃除ロボットでも価格が高価なら手出しできません。
この世には素晴らしい商品がたくさんありますよね。
でも実際は手に入れたいけど手を出せないほどの価格で妥協してしまうことは少なくないですね。
ではルンバで見ていきましょう。
2020年10月現在のルンバi3+とルンバi7+の価格を見ていきましょう。※ルンバi3+はアメリカ価格です。
ルンバi3+の価格は63,000円です。(しつこいようですが日本では2020年10月現在ルンバi3+は販売されていませんのでアメリカ価格表記です。)
ルンバi7+の価格は142,686円です。
はい、決定・・・。
どちらも高いけど価格だけ見ると手を出すならルンバi3+ですよね。
このルンバi3+は日本で発売されていないため日本価格がまだわかりませんが、来年、2021年には日本でルンバi3+が発売予定です。
最近の傾向でいうと日本での販売価格はアメリカ価格より5,000円~10,000円アップなのでルンバi3+は70,000円台で購入できます。
決して安くはありませんがルンバi3+の価格はルンバi7+の半額で購入が可能です。
掃除機といえどもロボットなので高くなるのは仕方ない・・・妥協しましょう。
ルンバi7+を1台購入する価格でルンバi3+なら2台購入できてしまうのはかなり魅力的ですよね。
さすがにロボット掃除機に100,000円を超えてくるものに手出しできる方はそうそういません。
手に入れる方が多くなるのは安価なルンバi3+に間違いないでしょう。
清掃力(スペックは?)
次はルンバi3+とルンバi7+のスペックを比較していきましょう。
価格の比較ではルンバi3+に軍配があがったものの安いのには理由がある。
これは間違いないでしょう。
それでは比較します。
わかりやすいように表を準備しました。
比較表 | ルンバi3+ | ルンバi7+ | 勝利機種 |
吸引力(ルンバ600シリーズ基準) | 10倍 | 10倍 | 引き分け |
稼働時間 | 75分 | 75分 | 引き分け |
自動充電、自動再開(充電切れ時に自ら充電場所にもどり充電完了後途中から清掃を開始) | 〇 | 〇 | 引き分け |
クリーンベース(自動ゴミ捨て機能) | 〇 | 〇 | 引き分け |
洗えるダストボックス | ○ | 〇 | 引き分け |
進入禁止エリア設定 | ✖ | 〇 | ルンバi7+勝利 |
複数の部屋清掃 | △ | 〇 | ルンバi7+勝利 |
清掃パターン(走行方法) | 直線移動 | 直線移動 | 引き分け |
カメラセンサ― | ✖ | 〇 | ルンバi7+勝利 |
スマートマッピング(家の間取り学習機能) | ✖ | 〇 | ルンバi7+勝利 |
スマートスピーカー | 〇 | 〇 | 引き分け |
Wi-Fi接続 | 〇 | 〇 | 引き分け |
アプリ操作 | 〇 | 〇 | 引き分け |
価格 | 約70,000円 | 142,686円 | ルンバi3+勝利 |
比較結果 | 1勝4敗9分 | 4勝1敗9分 | ルンバi7+が優れている |
比較結果を見ると引き分けが多いのですが、一番の注目がカメラセンサ―の有無です。
ルンバi3+とルンバi7+の一番大きな違いです。
なんとアイロボットさんが力を入れているカメラセンサ―がこのルンバi3+には搭載されていないのです。
このカメラセンサ―が搭載されていないと複数の部屋の掃除成功確率がガクンと下がってしまいます。
一部屋一部屋ルンバi3をあなたが持っていってあげて戸を閉める、または侵入防止センサなどを使用してあげないとダメです。
リビング、廊下、和室、1回スタートしたら全ての部屋を文句が出ないほどきれいに清掃してくれるのはルンバi7+です。
心配なのはルンバi3+です。
お掃除ロボットに詳しい方は分かるのですが、50,000円を超えるような最近のお掃除ロボットの傾向としてカメラセンサかレーザーセンサどちらかがお掃除ロボットに搭載されているのが支流です。
このルンバi3+にはカメラセンサもレーザーセンサも搭載されていないのです。
ランダム移動でカメラがないルンバの機種はたくさんあります。
しかし直線移動でカメラが搭載されていないルンバはこれが初めてです。
僕も所有している同じアイロボットさんから販売されている床拭きロボットのブラーバジェット200シリーズはカメラ搭載なく直線移動なのですが、広い部屋を掃除すると自分の位置を見失います。
複数の部屋なんてまず掃除できません。
もちろん取扱説明書にそのことは記載されているのですがね。
一部屋ずつの掃除で大丈夫ならルンバi3+ですが、せっかくのお掃除ロボットです。
令和にも突入しているので、ボタン一つで全ての部屋を掃除してもらいたいですね。
ルンバi3+の価格がルンバi7+の半額の理由がこのスペック比較で明らかになりましたね。
稼働音が心配なんだけどマンションではどちらがおすすめ?
マンションならおすすめはルンバi7+です。
掃除機独自の吸引音はさほど変わりません。
何が違うのかというと壁の衝突音です。
目があるルンバi7+と目がないルンバi3+ではその差は歴然です。
と自信満々に記載してしまいしたがルンバi3+を使用したことないので間違っていたらごめんなさい。
しかし自信満々には根拠があります。
ルンバは壁に当たる前提の設計になっています。
パナソニックさんのルーロや僕も所有しているネイトさんのボットバックなんかは壁になるべく当たらない設計になっています。
じゃあルーロやボットバックがいいなと思いましたか?
ですが、カーテンも壁と認識してカーテンの裏は掃除してくれません。
ルンバi7+は壁には優しく当たるようになっています。
カメラセンサ―で壁までの距離も確実に把握して減速します。
カーテンもカメラでカーテンと認識して裏側まで掃除してくれます。
ルンバi3+を所有したことないのでわかりませんが、長年お掃除ロボットを使用してきた僕の経験上のお話をします。
スタートボタンを押して一回目の衝突はあまり減速できずにぶつかるはずです。
そこからここが壁だと理解して二回目から減速できるようになります。
しかし家の真ん中に置いてある家具などは把握してないので家具に当たるときもほぼ減速できずに衝突するはずです。
これが僕が所有しているブラーバジェット200シリーズの動作だからです。
ブラーバジェット200シリーズが4年以上前に発売されているので、進化して衝突しないようになっていたらごめんなさいですがね。
アイロボットさんがカーテンを壁と認識して掃除しないようなお掃除ロボットを作るとは考えにくいですからね。
家電とロボットは違うとはっきり言う会社ですから。
(#^.^#)
僕も5年前まで高層マンションに住んでたのでわかるのですが吸引音より壁の衝突音が気になりますよね。
壁の衝突音は近隣住民とトラブルになるのでおすすめはルンバi7+です。
買って後悔しないルンバはどちら?
本当のところは買わないとわからないですが経験上のお話をします。
ここではルンバi3+とルンバi7+はどのようなお宅に合うのかを説明します。
こちらも表を準備しましたので参考にしてください。
- 〇→オススメ
- △→オススメはしないが後悔もしないと思う
- ✖→オススメしない
比較表 | ルンバi3+ | ルンバi7+ | おすすめ機種 |
少しでも安いルンバがほしい | 〇 | ✖ | ルンバi3+ |
家が広い | ✖ | 〇 | ルンバi7+ |
家の中の段差が多い | 〇 | ✖ | ルンバi3+ |
複数の部屋の掃除 | ✖ | 〇 | ルンバi7+ |
マンション | ✖ | 〇 | ルンバi7+ |
一戸建て | 〇 | 〇 | ルンバi3+・ルンバi7+ |
短い時間で清掃 | △ | 〇 | ルンバi7+ |
家具が多い部屋の清掃 | ✖ | 〇 | ルンバi7+ |
上記の表を元にあなたに向いているルンバを見ていきましょう
ルンバi3+が向いてる方
- 資金が限られている
- 部屋数が多くない
- 段差が多い
- 家具が少ない
- お掃除ロボット初心者
この中で最も頭を悩ませるのが資金面でしょう。
ルンバi3+はおおよそ7万円、ルンバi7+になると15万円ほどかかります。
この資金面でクリアできる確率が高い方ははほとんどルンバi3+ですね。
またルンバi3+は複数の部屋掃除を得意としないため段差が多い家ならスペック関係なくルンバi3+をおすすめします。
現在のお掃除ロボットでは段差が2cmを超えるとほとんどのロボットが先へ進めません。
どんなにスペックがよくても家の段差が多いなら間違いなくルンバi3+を検討してください。
ルンバi7+が向いている方
- 資金に余裕がある
- 部屋数が多い
- 段差が少ない
- 家具が多い
- とりあえずスペック重視
資金に余裕があるならルンバi7+をおすすめします。
カメラセンサーが搭載されているので可能性が今後も無限大に広がります。
ルンバをアプリで操縦してカギを締め忘れてないか確認してもらったり、ルンバが目的の部屋の温度を確認してエアコンをONにしたり・・・
カメラが搭載されているとお掃除以外にも使い道が広がります。
ちなみに現在はまだこのようなことはできませんが近い将来必ずできるようになります。
注意点としては段差の多い家ではルンバi7+の能力を発揮できません。
段差は2cm以上は越えられませんので部屋と部屋の間に段差が2cm以上あると次の部屋に行けません。
資金に余裕があっても段差だけは注意してみておいてくださいね。
記事のまとめ
以上、ルンバi3+とルンバi7+の比較をしてきました。
最後に振り返りです。
- ルンバi3+はルンバi7+の半額で購入できる。
- 吸引力はルンバi3+もルンバi7+も同じ。
- スペックはルンバi3+よりルンバi7+の方が上。
- ルンバi3+にはカメラが搭載されていない。
- 段差の多い家はルンバi3+を選ぶ。
- 広い家で段差がないならルンバi7+を選ぶ。
ルンバi3+はまだ日本に上陸していませんが来年には上陸します。
今後もルンバi3+の情報が入り次第、更新していきます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。